一昨日あんな記事を書いておいて、舌の根も乾かぬうちに何を、と思われた方もいるかもしれない。
(あんな記事↓↓↓)
しかし私は時にゴリラになりたいと思ってしまうのだ。
自分の望む自分になれないのなら、いっそ人間以外になってしまいたい。
あるいは、こんなに思い悩むのも、人間が思考力を持っているせいだから。ならばいっそ。
人間以外、と来てなぜゴリラなのだろう。ただ私は昔からゴリラになぜか惹かれるのだ。種族としてのゴリラというより、ゴリラという単語が好きなだけな気もするが。
ゴリラになりたい、って何故か言いやすいんですよね。皆さんも言ってみてくださいよ。ゴリラになりたい、ゴリラになりたい。ああ、ゴリラになりたい。
ゴリラになって、バナナを食み、のんびりと暮らしたい。
だけど、そんなことを考えていると、私の中のゴリラが囁くのです。
「動物だからって悩みがないと思ってんなよ? お前なんかゴリラになったってその日の食うものにも困り、オス同士の争いに負けて配偶ゴリラにも恵まれず、惨めに痩せ細って死んでくだけだ」
私の中のゴリラよ。お前の言うとおりだ。私みたいなモンはどこ行ったって、どんな姿になったって同じさ。器用に不満を見つけては、足りない足りないと愚痴るだけさ。
ああ、だけど私の中のゴリラよ。私の中のゴリラってなんだよ。なんなんだよお前。意味わかんねえよ。
私は人間なんだ。人間なんだぜ。