思惟ノート

天然パーマとオッサンを応援する、天然パーマによるブログ

父は悪魔を沈めるのを日課としていた。

 

怖い夢を見た(※副音声付きでお送りいたします)

 

父は悪魔を沈めるのを日課としていた(ぶっそうね)

家は川岸に建っていて、その半分ほどが川に覆いかぶさるようにせり出している(洗濯に便利な川せり出し物件!)。家の中には床が無い部分があり、井戸の様になっていてそこから川が覗ける。川は暗く深い(3LDKのKがKAWAやったとはね……)

父は言うーー悪魔はここに沈める。浮かんできたらもう一度沈める。浮かんでこなくなるまで沈める(お前のおとん頭おかしいんちゃうか)

その日も父は悪魔を沈めた。そして母と二人で眠りに就く(仲良し夫婦じゃん)。かわりに兄が目覚める。父さんみたいになれるだろうか、と言うので、なるしかないじゃないか、と思う(思うだけかよ!喋れよ!思春期の兄弟か!)。とりあえず父から教わったことを兄に伝える。悪魔は川のこの部分に沈める。浮かんできたらもう一度沈める。浮かんでこなくなるまで沈める日課じゃないの?なんで兄は知らんのよ)

 

その時、来客が家の扉をノックする。客は扉が開くのを待っている。これはきっと悪魔だ(顔も見ずに悪魔呼ばわりはひどくない?お前こそ悪魔だ!)。兄がそれに応じる。扉が開く瞬間悪魔の顔が見える。にこやかな顔だ。悪魔というのはいつもそうだ。知っている。そこで、はて何で自分はそんなことを知っているのか、と思う。父の肩に担がれ沈められていく悪魔しか見たことは無い。顔など見たことは無いはずだ(仰向けにかつがれてたんじゃない?)。はて……(チョイナチョイナ)

扉が閉まる音で我に返る。兄は悪魔と共に外に出たようだ。次に扉が開く時、兄は悪魔を担いで戻ってきた(やるじゃんあんちゃん!)。そして、沈める。手伝うが二人とも初めてなので少し苦労する(おいおい初めての共同作業かよ!ヒューヒュー!)。やっとのことで沈める。

川の老人が言う(びっくりした……いきなりお爺さん出てきたらそらビビるって!)。沈めると川の女神が殺してくれる。しかし、浮かんできた場合はもう一度沈める。浮かんでこなくなるまで沈める(川の女神も調子悪い時あるみたいね)

そう言って川の老人は目の無い顔で笑う。目が無い癖に歯だけはいやに立派だ。白く鋭い歯は悪魔でさえも噛み殺せそうだ(俺の勘だとコイツが黒幕だな)

悪魔を一度沈めたので、一安心して溜息をつき、隣の部屋に移動する。階段がやけに目立つ。部屋というよりは踊り場のようだ(じゃあ踊り場なんじゃない?)。窓があるが光は射さない。今夜は月が出ていないらしい(俺の推理によるとカーテンが閉まっている可能性も5割くらいあるな)

 

見るともなしに窓に向かっていると川のある部屋から音がした。きっと悪魔が浮かんできたのだ。戸を少し開けて覗く。やはりそうだ。青黒い悪魔が本当の顔をして川から上がった(女神寝てたのかな)。これは兄では敵わないだろうな、と思う。怖くなり、窓を開き外に逃げる(アッ、おくびょうもの!)

恐怖が兄弟の情に勝ったことが恥ずかしくなる。しかし恥じ入っている場合でもない。逃げなくては(これ絶対あとでお兄ちゃん怒ってゲーム貸してくれんなるって!)

じきに兄も窓から出てくる。ほっとする(おお、良かった)。自分は窓から出て右に走る。そちらには山がある。兄は左に行く。気づくと兄は右手に武器のようなものを持っている(おっ、バトル展開来ました!)。剣だろうか。しかし刃の先の方が鎌のように湾曲している(刃先湾曲剣と名付けよう。クソだせぇwww)

 

ともかく走る。山は深い。川の深さとは違う深さがこちらを見ている(ラブコメだったら目が合ってドキッてするとこ)。飲み込まれそうな黒い緑だが、今はそれが頼もしい(ドキッ、コイツの腕ってこんなにたくましいんだ……)。みっしりとした闇に隠れていると、家から悪魔が出てくる。悪魔の青黒い顔は夜の川のようだ(みっしりとしたチョコレートケーキが食べたい)

悪魔は木々の間を飛び回り、辺りを窺っている(ホイホイ言いながら飛び回っていると仮定すると怖くなくなるぜ)。腐ったむささびのようなその姿は見ていて気持ちのよいものでは無い(お前腐ったむささび見たことあるんかよ。あぁ?)。やはり沈めなくてはならない。

悪魔が兄を見つけたようだ。兄は武器を持っていたおかげで持ちこたえてはいるが、このままでは逆に沈められてしまうだろう(別に沈めんでも殴り殺したりすればいいのでは?兄は所詮人間だぞ?)。幸い兄と悪魔がいる場所は川に近い。ゆっくりと近づき、悪魔の足を引っ張る。不意を突かれた悪魔は転げる。無様だ(ガチで無様だ……)

兄が隙を逃さず悪魔を川に投げ入れる(そぉい!)。水音は小さい。とぷん、と悪魔は沈んでいく。今度は浮かんでこない(やったか……?)。川の女神に捕えられたのだろう(女神イエーイ!)

 

川の老人が対岸を指さす(その指先にとまる赤とんぼ……!)。いや、指さしているのは更に向こうだそこには元気に走り回る悪魔の姿が!)。遠くに見える山脈の輪郭が徐々にはっきりとしていく。光が広がる(おにぎり転がる)

夜明けだ(朝はパン)

  

 

 

カルキ水先生のわくわく☆夢占いコーナー

ぼく「という夢を見ました」

先生「なるほど」

ぼく「この夢はどう解釈すればいいのでしょうか」

先生「その前にですね、今回予約してますか?」

ぼく「あ、いえ……してないです」

先生「ですよね。今わたしが何してるかわかりますか?」

ぼく「えっと……ネットで女性のお尻の画像を見ています」

先生「そう。今あなたの相手をしてられる状況じゃないんですよ」

ぼく「あの……スミマセン……」

先生「わかればよろしい」

ぼく「予約だけしてもいいですか?」

先生「受付でお願いします」

ぼく「御意に」

 

ぼく「あのう、予約をしたいんですが」

先生「いつが宜しいですか?」

ぼく「先生……!受付もやってるんですか?」

先生「いかにも」

ぼく「それはそれは」

先生「いつが宜しいですか?」

ぼく「じゃあ、来週の月曜日で」

先生「まったく問題ありません」

ぼく「それは良かった」

 

先生「ただし、ふたつ問題があります」

ぼく「ないって言ったのにふたつも……!」

先生「知りたいですか?」

ぼく「いやがおうでも」

先生「ひとつ、割りとめんどくさい」

ぼく「わがままな大人だ……!」

先生「ふたつ、来週の月曜日は新月です。月が見えない」

ぼく「なぜそれが問題なのですか」

先生「帰り道が暗いと危ないですよ?」

ぼく「先生……!」

 

ぼく「じゃあ来週の火曜日でお願いします」

先生「そんなに暗さは変わりませんよ?」

ぼく「懐中電灯を持っていきます」

先生「それはそれは」

ぼく「手回しタイプで電池がいらないんです」

先生「回しながら帰るんですか?」

ぼく「無論です」

先生「そいつは愉快だ」

ぼく「光栄です」

 

先生「それではこれにて」

ぼく「ありがとうございました」

先生「ありがとうございました」

味覇「ありがとうございました」

 

 

ありがとうございました

ありがとうございました

 

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